我が家はじきに新しい家族「Ryan」と「Grace」を迎えます。その前に、愛しいTiffanyについて、少しお話しておこうと思いました。自分の気持ちを整理する為にも・・・。
Tiffanyが我が家へやって来たのは、1997年7月12日。生後2ケ月の時でした。ヘンミケンネルさんで運命の出会いをした我が子は、5匹兄弟姉妹の中で一番巨大な白ひげちゃんでした。初めてのワンコだったので、とにかくしつけだけは・・・とだいぶ気負っていました。英国式にてトレーニングをして、無駄吠えもせず、誰とでも仲良くできるいい子になりました。ところが、私のミスから「アイスノン」を食べてしまい、緊急入院。腎臓の機能が30%破壊されてしまいました。すっかり元気になった我が子と過ごすうちに腎臓の事をすっかり忘れてしまっていたのです。
2006年7月7日・・・七夕の日、我が家は今までにない悲しみに襲われていました。前日に行き付けの動物病院で、止まらない「タール便」と「嘔吐」で受診したところ、余命3週間と宣告されてしまっていたからです。どうしても納得いかず、対処療法も受けられない我が子を見ていられずに、家族で泣きながら新しい獣医さんを探していました。運命の一件目。台東区・竜泉にある「まつもと動物病院」に往診していただけないか?と震える声で電話をしました。院長の「まつもと先生」が電話に出てくださり、色々と説明をして、とにかく血液検査の結果をFAXするようにとの指示があり、折り返しを待っていました。1時間後、電話で説明をしてくれる先生の熱意がとても伝わり、とにかく賭けるような気持ちでこの先生に全てをゆだねよう・・・と決心しました。色々な検査の結果「腎不全」「副腎皮質刺激ホルモン亢進症(クッシング症候郡)」との結果が。診察台の上でも止まらない便を、先生は優しく処置してくださり、もちろん治療もしてくれました。今思うと、私たち家族の後悔が少しでも減るようにTiffanyがめぐりあわせてくれたのだと思う程、運命の先生との出会いでした。それからは毎日、点滴に通い、血液検査も頻繁にしてもらい、Tiffanyにとって一番いい状態を探りながら、投薬を変更していました。
1週間が過ぎた頃、先生から「自宅での点滴」をすすめられ、毎日通って覚える日々が続きました。皮下点滴は医療行為にあたらず覚えれば私でも可能だという事でしたが、とまどいしかありませんでした。我が子に点滴・・・。確かに毎日通うことでTiffanyに与えるストレスは相当なもの。でも何の資格も持たない私が、本当に自宅で点滴が出来るのか・・・。でも、それを十分に考えた上で勧めてくれている先生の気持ち。立ち向かうしかありませんでした。一番辛いのはTiffanyなんだから・・・。強くならなくちゃ、我が子を救えない。母として私が出来る全て、残念だけどこれしか出来ない。日に日に強い決心で立ち向かえるようになりました。だってTiffanyはいつも先生と私の事を信じてくれていたから・・・。一度も鳴かずに耐えていた我が子。自慢の娘でした。

この頃は数値が安定していて、とてもいい状態でした。でも毎日飲むお薬は20種類、点滴も2種類をブレンド、食欲も少しずつ落ちていて、一日寝ている事が増えました。腎臓の負担を減らす為に特別食が出ていましたが、食べてくれないので、1cmほどの団子にしてお薬のように飲ませていました。延命ではなく、とにかく辛い症状が少しでも楽になれば・・・。24時間のうちで、お薬・団子・点滴に費やす時間、それ以外の落ち着いた幸せな時間・・・。幸せな時間が嫌な時間を上回っているうちは、とにかく一緒に頑張ろう!と先生と約束したのです。

Tiffanyはおとなしい子だったので、ひとりでも点滴する事が出来ました。500mlをわずか数分で一気に落とすのですが、ラクダちゃんのようなコブが背中に。一晩かけて吸収され、翌朝にはすっきりするのです。
その後、1月末まではこの状態のまま春を迎えられるかと思っていた程でしたが、心配していた「尿毒症」による「無尿」が訪れ、それから3日後に息を引き取りました。最後の日は、まだ帰宅しない家族を待ちながら、オムツを取り替えて、シャワーでお尻を流して、綺麗に乾かしたら点滴しようと思っていた時、ひざの上に乗せてタオルでふいている時にオシッコが出たのです。数日止まっていたので良かったと思っていたら、タール便に続き全てを出し尽くし、てんかん発作を起こしたまま、息を引き取りました。くしくも、家族が全員そろって数分の出来事でした。きっとみんなが帰宅するのを待っていたんだね。苦しいのに泣き声一つも出さないでママのおひざの上で家族に見守られながら旅立ったTiffany・・・。よく頑張ったよ。心臓マッサージをする私を家族が止めるまでは、受け入れられなかった。でもこれが現実。後悔も沢山あります。もっと早く異変に気付いていたらって。でも、かけがえのないものも、いっぱいもらいました。信じる事、強いという事、愛するという事・・・そして沢山の人達が支えてくれているという事。

その晩はいつもの場所でお手手をつないで一緒に寝ました。きっと気持ちが動転していて決められないだろうとの思いから、前もって調べておいたペットセレモニー会社に翌朝連絡しました。とても親切に対応していただいた事に感謝しています。その後、先生に連絡して、借りていた点滴の道具や、使いきれなかったお薬を返しに行きました。すると先生が真っ赤な目で、お花を用意して待っていてくれたのです。本当にこの先生を信じて良かった。また必ず会いたい・・・とTiffanyを失った悲しみと同じくらいの感謝の気持ちに包まれました。近所では評判の病院。初めて訪れた時はキャリアウーマン風でてきぱき話す先生が少し苦手というか怖くて(笑)でも技術は確かそうなので、口ごたえせずにいよう・・・と(笑)でもある時、うっすらと涙を浮かべた先生を見た時に「本当に動物が好きなんだ。キツイ言い方をするのも、動物を思えばこそなんだ。信じてみよう」と、心からの信頼に変わっていました。私が信頼する事でTiffanyも安心していられたんだと思います。本当に安く、丁寧に診察してくれるので、病院はいつも一杯です。でも思いやりのある先生やスタッフの方々を見ると安心するのです。どんな結果になっても後悔しないだろうと。
これからやって来る我が子の主治医は、このまつもと先生。Tiffanyが残される私達の為に引き合わせてくれた出会い。大切にするからね。だってまつもと先生はTiffanyが頑張っていた事を一番よく知ってくれているから・・・。
新しい我が子には、明日また会いに行く約束になっています。明日からはまた、いつもの「らいぐれ」に戻って、楽しくおかしい日記を綴っていきます。最新の写真もアップしますので見に来て下さいね♪♪下手くそな文でごめんなさぁ〜い(;_;)しかも長文だし〜(笑)